光クロージャーの役割・仕組み・施工方法を解説

光クロージャーは、光ファイバーケーブルの引込の際、屋外での中継点が必要な場合に便利です。柱上のドロップケーブルの張替や延長にも使えます。

光クロージャーの役割とは?

光クロージャーは、光ファイバーケーブルの接続点を収納するための光成端箱、接続箱です。
光ファイバケーブルを敷設し、接続、分岐、引き落としなどを行う際には、光ケーブルを引き留めて、接続点を収納する光クロージャーが欠かせません。

光クロージャーの仕組み

加入者端末のONUに接続された光ファイバーケーブルは、宅内配線(インドアケーブルなど)、屋外への引込線(ドロップケーブルなど)を経て、幹線ケーブルと呼ばれる電柱間に敷設された架空ケーブル(多心の光ファイバーケーブル)につながっています。

画像の中の黒く細長い箱がクロージャーです。
クロージャーの中には複数の接続点を収納するトレイが内蔵されていて、接続先の管理がしやすい構造になっています。

光クロージャー

光クロージャーの施工方法

光幹線の施工では、光クロージャーの施工方法が肝要です。光ファイバケーブルを引き留めて、接続点を収納する光クロージャーには、用途に合わせて4つの接続形態がございます。

直線接続

直接接続

ケーブルの端末同士を直線的に接続します。
最も一般的な方法です。

分岐接続

分岐接続

分岐させて接続します。
こちらも一般的な方法です。

スロット切断型中間後分岐接続

スロット切断型中間後分岐接続

光ファイバーケーブルのスロットのみを切断し、光ファイバ心線を通過心線収納トレイに収納、必要な心線のみを分岐ケーブルと接続します。

スロット無切断型中間後分岐接続

スロット無切断型中間後分岐接続

SZ撚り光ファイバーケーブルを使用して、外被を剥いで直線部に設置し、分岐ケーブルと接続する心線のみをスロットから取り出して接続します。

ソリッド取扱のミニクロージャー

ミニクロージャー

通常価格:10個~ 3,100 円

おまとめ価格:50個~ 2,750 円

メッセンジャー部での接続が可能で、スパイラルハンガー内への敷設工事の支障になりません。

ミニクロージャーは幹線ケーブルには使用せず、ドロップケーブルの中継を行う際に使用します。
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